ホワイトカラーの作業着といえばビジネススーツ。しかし、これからはスーツだけでは過ごせない“一億総オフィスカジュアル時代”が到来する兆しがあるという。(清談社 真島加代)

働き方改革の影響で
服装のカジュアル化が進む企業

オフィスのカジュアル化が進む中、「突然カジュアルと言われても...」と困惑する男性も少なくない。秋冬のオフィススタイルに最適なカジュアルスタイル「ジャケパン」をマスターしてみよう(写真はイメージです)

 昨年6月、伊藤忠商事が自社の服装規定を見直し、毎週金曜日には「脱・スーツデー」と称してジーンズやスニーカーの着用を許可したことが話題になった。同社以外の企業でも服装規定が変わり、よりカジュアルな方向へとシフトしつつあるという。

「オフィスファッションのカジュアル化は、この数年でかなり進んでいます。その起点となったのは、2011年の東日本大震災。同年の夏には節電意識の高まりから、スーパークールビズが推し進められ、オフィスでの軽装化も浸透しました」

 そう語るのは、服のコンサルタントとして企業向けのセミナーをおこなう、株式会社エレガントカジュアル代表取締役・森井良行氏。スーパークールビズを皮切りに、政府が掲げる“働き方改革”が重なり、オフィスのドレスコードを変える企業が増えているという。

「民間の企業から『社内のドレスコードを見直してマニュアルを作りたい』という相談を受けるようになりました。今までそういった相談は来なかったことからも、時代の大きな流れを感じています」

 また、森井氏のもとにもオフィスでのカジュアルスタイルに悩み、コーディネートの相談に来る男性も少なくないとか。これまで、スーツが主流だった企業でも、カジュアル化に向けて動き出しているようだ。

 時代の流れだとしても「突然オフィスカジュアルなんていわれても困る…」と、途方にくれている男性も多いはず。一体、どのような服を着ればいいのだろうか?

「秋冬のオフィスカジュアルは “ジャケパン”スタイルが基本。ジャケパンとは、上下の生地や色が異なるジャケットとパンツを合わせたスタイルのことを指します」

 じつは、これまでオフィスで着るには “攻めのスタイル”と考えられていたジャケパンが、新たなドレスコードとして受け入れられているのだとか。

 森井氏によれば「ジャケパンのポイントは“生地の表情”にある」とのこと。生地の表情とは一体どういうことだろうか?アイテム選びのコツとともに、詳しく聞いた。