【日本電子】世界最高の技術に挑んで グローバルに顧客をつかむ ノーベル賞受賞者からも評価される電子顕微鏡を世界に提供

日本電子

世界最高の技術に挑んで
グローバルに顧客をつかむ
ノーベル賞受賞者からも評価される
電子顕微鏡を世界に提供

著者・コラム紹介
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2017年のノーベル化学賞を受賞したのは、ヨアヒム・フランク、ジャック・デュボシェ 、リチャード・ヘンダーソンの3氏だ。その受賞理由は、高画質で3次元表示が可能な「クライオ電子顕微鏡法」を開発したこと。クライオ電子顕微鏡を実際に製品化し、世界中の科学者から高く評価されているのが、東京都昭島市に本社・工場を置く「日本電子」である。

2017年6月に発表された新商品「電界放出形クライオ電子顕微鏡JEM-Z300FSC」

 先のノーベル化学賞の受賞理由を正確に記すと「溶液中の生体分子を高分解能で構造決定できるクライオ電子顕微鏡法の開発」。要するに「生物にとってとても重要なタンパク質の構造を3次元の高画質で見ることができる装置(クライオ電子顕微鏡)」の開発に重要な役割を果たしたということだ。そして、このクライオ電子顕微鏡を製造・製品化しているのは、現在世界に2社しかない。日本電子と米サーモフィッシャーサイエンティフィックだ。実際、2017年ノーベル化学賞受賞者の一人は、日本電子の電子顕微鏡のユーザーだという。

 各種の電子顕微鏡を製造しているのは世界全体でも10社に満たない。そうしたニッチな業界で、最先端の技術を武器にグローバルに高いシェアを取り、世界中の科学者から圧倒的な信頼を得ているのが日本電子なのだ。

ボーングローバルを掲げ
創業期から世界市場で活躍

1947年に開発された透過型電子顕微鏡「DA-1」。唯一現存する実物は昭島本社の開発館に保存・展示されている

 日本電子は1949年、日本電子光学研究所として設立した。設立者の風戸健二氏は、「日本の復興には科学技術の発展が欠かせない」という信念の下、電子顕微鏡の開発に携わり、設立年に同社の電子顕微鏡第1号「JEM-1」を開発、製品化した。さらに56年には、同社輸出第1号の電子顕微鏡「JEM-5G」をフランスのサクレー原子力研究所に納品している。61年に社名を「日本電子」に変更したが、英語の名称JEOL(ジェオル)には、旧社名の光学(optics)と研究所(laboratory)のOとLが残っている。そのアカデミックな風土は今でも受け継がれ、「もうけだけを考える企業ではない。日本という国の発展を考える」という精神が社員にも定着しているという。

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TEL:042-543-1111

www.jeol.co.jp




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