深センには多くのVR製品・VRコンテンツ開発企業が存在し、ショッピングモールや書店などでVRゲームセンターを日常的に見かける。VR専門のベンチャー集団やカフェなどもある。いくつか体験した限りではすぐ「VR酔い」を起こして気持ち悪くなる低品質なものが多いが、新規開発は相変わらず盛んである。はたしてドローンやロボットのように、VRでも深センから何かが生まれるだろうか。(高須正和 メイカーフェア深セン/シンガポール)

深セン中心書城でのVR体験コーナー

中国のVRコンテンツは
総じて完成度が低い

 ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を装着し、どこを向いても映像が見えるバーチャルリアリティ(VR)は、一昨年の2016年がVR元年と呼ばれる普及が始まっている。まだアーリーアダプターのみが飛びついている状況だが、家庭用ゲーム機のプレイステーションにもPSVRという周辺機器が発表されるなど、世間の注目も集まっている。

 スマートフォンほどの普及とは言えないが、3Dプリンタなどと同程度の知名度はあり、家電量販店でも売られていて、100円ショップでもスマートフォンを中に入れるタイプのHMDが売られている。

 日本はVRのコンテンツ開発については世界最先端を行っていて、デベロッパーコミュニティも大きい。それに比べると中国のVRはまだ発展途上と言える。