[ニューヨーク 27日 ロイター] - ニューヨーク外為市場でドルが主要通貨バスケットに対し3週間半ぶりの低水準を付けた。世界的な経済成長の加速を反映し、来年はより多くの主要中央銀行が金融緩和の縮小に着手するとの観測が出ていることが背景。

主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は終盤の取引で0.2%低下の93.027。一時は92.956と、12月1日以来の低水準を付けた。ドル指数は年初からは9.0%低下。14.7%低下した2003年以来の大幅な低下となる可能性がある。

一方、ユーロ/ドル<EUR=>は1.1904ドルと、3週間半ぶり高値を付けた。年間では2003年以来の好調な1年となる可能性がある。

ドル/円<JPY=>は113.26円とほぼ横ばい。年間ではドルは対円で2年連続での下落となる可能性。

シリコンバレー銀行(カリフォルニア州サンタクララ)のシニア外為トレーダー、ミン・タン氏は「ドルは主要通貨に対し2017年はかなり軟調だった」としている。

ユナイティッド・オーバーシーズ・バンク(シンガポール)の外為ストラテジスト、ピーター・チア氏は、米国の税制改革法案から主要中銀の金融政策に市場の焦点が移ったと指摘。米連邦準備理事会(FRB)に続いて債券買い入れ縮小や利上げなどの動きが出るか注目しているという。

この日はまた、原油先物の上昇受け、カナダドル<CAD=D3>や豪ドル<AUD=D3>などの資源国通貨が上昇した。

仮想通貨ビットコインはルクセンブルクに本拠を置くビットスタンプ取引所<BTC=BTSP>で4.31%安の1万5055.13ドル。一時は1万5000ドルを割り込んだ。RCMオルタナティブズ(シカゴ)のグローバル先物・オプション部門責任者のグレッグ・アダムシック氏は「一部投資家は1万6000ドル台乗せに神経質になっており、売りを出した」としている。

ドル/円 NY終値 113.34/113.37

始値 113.23

高値 113.35

安値 113.19

ユーロ/ドル NY終値 1.1886/1.1890

始値 1.1891

高値 1.1910

安値 1.1885

(表はロイターデータに基づいています)