[東京 28日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル安/円高の112円後半。米CNNテレビが複数の政府当局者の話として、北朝鮮が新たなミサイルか衛星を発射する準備をしている初期的な兆候があると報じたことが伝わると、ドルは113円前半から112円後半に下落した。

早朝の取引でドルは113.34円の高値を付けた後、じり安地合いとなっていた。日本ではきょうが年内の仕事納めという企業も多く、実需筋の取引は低迷。

午後に入って、米CNNの報道が伝わると、リスク回避の円買いが広がり、113円を割り込み、一時112.77円まで下落した。株安も円買い材料となった。

市場では「株安やCNNの報道がリスク回避の円買いにつながったが、ドルは前週末からずっと113.50円を上抜けできていない。投機筋は上値が重いので、下値を試しにいっている側面がある」(FX会社)という。

目先の下値めどは112.50円とされ、クリスマス休暇明けで参加者が次第に増えている海外時間では、ドルの下値を試す動きが広がりそうだ。

ユーロは前日134.98円まで上昇し、2015年10月以来2年2カ月ぶりの高値をつけたが、対ドルでの円高のあおりで、きょうの高値は134.81円にとどまった。

米10年国債利回りは2.4233/2.4215%と低迷。前日のニューヨーク市場では一時2.4070%まで低下し、その後も反発力が弱い状況が続いている。

米国では、来年も複数回の利上げが予想されているが、賃金と物価上昇の兆しがなかなか見えない。

22日に発表された11月の米コアPCE価格指数は前月比0.1%増と10月の0.2%増から低下した。前年比では1.5%増。また来年の1―3月のコアPCE価格指数については、今年の年初が高かったため、低めの前年比の伸びになると予想されている。

朝方、日銀が今月20━21日に開催した金融政策決定会合で出た「主な意見」を公表。経済・物価の好転が続くなら金利水準を調整すべきとの意見や、上場投資信託(ETF)買い入れの副作用点検についても意見が出たことが分かったが[nL4N1OS02Q]、市場の反応は限定的だった。

ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在 112.76/78 1.1930/34 134.56/60

午前9時現在 113.21/23 1.1898/02 134.72/76

NY午後5時 113.34/37 1.1886/90 134.74/78

(為替マーケットチーム)