[28日 ロイター] - <ロンドン株式市場> 横ばいで取引を終えた。過去最高値水準を維持した。鉱業株が買われた一方、英ポンド高が相場の重しとなった。

FT350種鉱業株指数<.FTNMX1770>は0.91%上昇し、2014年半ば以来の高値をつけた。銅の原資産価格が4年ぶりの高値を更新したことでグレンコア<GLEN.L>とアントファガスタ<ANTO.L>、アングロ・アメリカン<AAL.L>、BHPビリトン<BLT.L>が0.6%から0.9%上昇した。

一方、ポンドの上昇が国際的に事業を展開する大手企業の株価を押し下げた。ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)<BATS.L>と日用品のユニリーバ<ULVR.L>は1.0%と0.3%それぞれ下落した。

配当落ち銘柄も売られた。通信大手BT<BT.L>は2.5%安と、FT100種で最も振るわなかった。ヘルス製品・安全装置メーカーのハルマ<HLMA.L>は1.1%下落した。 

<欧州株式市場> 小幅に下落して取引を終えた。ハイテク銘柄が前日に続き売られた。欧州ではまだクリスマス休暇中の投資家も多く、薄商いだった。経済指標の発表や企業ニュースもあまりなく、個別銘柄を大きく動かす材料が乏しかった。

STOXX欧州600種テクノロジー株指数<.SX8P>は0.70%低下。米アップル<AAPL.O>の新型スマートフォン「iPhone(アイフォーン)X(テン)」の需要を巡る懸念から、前日より半導体メーカーが売られている。ただハイテク部門は今年、19%以上値を上げており他の部門と比べ著しく伸びた。

一方、一次産品の値上がりに伴い資源株指数<.SXPP>は0.36%上昇し、約5年ぶりの高値をつけた。この日最も好調な部門だった。

<ユーロ圏債券> イタリア国債利回りが一時低下。今年最後となった同国の国債入札は、5年債と10年債が49億ユーロ売却されたが、応札額は90億ユーロを超えるなど、旺盛な引き合いがみられた。

ある市場関係者は「この時期の入札としてはかなり好調だった。前日スプレッドがやや拡大したことで投資妙味が増したのではないか」と話した。

イタリア10年債利回り<IT10YT=TWEB>は一時的に低下。その後は4ベーシスポイント(bp)上昇し1.95%。

10年物のイタリア国債とドイツ国債<DE10YT=TWEB>の利回り格差は一時2.5ベーシスポイント(bp)縮小し151bpを割り込んだ。イタリアで総選挙が来年3月に行われる見通しと報じられて以降、イタリア国債利回りは上昇基調にある。

他のユーロ圏国債利回りは概ね4-5bp上昇。ドイツ10年債利回り<DE10YT=TWEB>は5bp上昇し0.43%。