[ロンドン 5日 ロイター] - 英自動車工業会(SMMT)が5日発表した2017年の新車登録台数は前年から5%余り減少し、8年ぶりの大幅な減少を記録した。ディーゼル車への課税を巡る懸念や英国の欧州連合(EU)離脱決定以降の消費マインドの低下が影響した。

登録台数は暫定値で約254万台となった。15、16年と2年連続で過去最高を記録していたが、17年は、金融危機を受けて需要が急速に冷え込んだ09年以来の大幅な減少となった。

SMMTによると、今年は最大で7%の減少が見込まれている。

17年にディーゼル車の登録台数は17%減少。課税が導入されるとの懸念からガソリン車に買い替える消費者もあり、新車の二酸化炭素(CO2)平均排出量は20年ぶりに上昇した。

12月の販売台数は13.9%減。

SMMTのマイク・ホーズ最高経営責任者(CEO)は、17年の減少は「企業側の要因と消費者信頼感の2つの大きな理由がある」とし、今後数カ月にわたり減少が続く公算が大きいと指摘した。

EU離脱を巡っては、適切な協定が結ばれなければ自動車に最大10%の関税が課され、通関手続きが煩雑化するとの懸念がある。

ホーズ氏は、EU離脱後の移行措置について詳細が明らかになるまでメーカー側は投資に関する決定を先送りしていると説明。「決定の期限が超過しているものもある。緊急に見通しを示す必要がある」とした。