[4日 ロイター] - 米著名投資家ウォーレン・バフェット氏は、技術革新や生産性上昇に雇用が奪われるのではないかとの懸念を否定し、米国の「経済的な奇跡を起こすゲーム」はまだ始まったばかりだと指摘した。

バフェット氏は15日付米誌タイムへの寄稿で、人々が豊かになるために急激な経済成長は必ずしも必要ではないと語り、米国の将来世代の生活が今よりも良くなるとの明るい見通しを改めて示した。

同氏によると、年間人口増加率が0.8%となっている中で、実質成長率が2%という2008年以降ほぼ一定のペースを維持すれば、1人当たり国内総生産(GDP)は現在の5万9000ドルから2043年までに7万9000ドルに増加する。

そして「この2万ドルの増加がわれわれの子供たちにずっと素晴らしい生活を保証してくれる」という。

この寄稿は、マイクロソフト<MSFT.O>共同創業者のビル・ゲイツ氏がタイム誌初の客員編集長としてまとめた特集記事「楽観主義者たち(オプティミスツ)」の一部を構成している。

一方でバフェット氏は、米国社会が格差是正に注力すべきだと主張。フォーブス誌の集計を用いて、米国の上位400人の高所得者の資産が1982年の930億ドルから昨年2兆7000億ドルまで膨れ上がった半面、多数の人々が置き去りになっていると訴えた。