1月5日、経済人賀詞交換会などで各社首脳が今年の賃上げに言及した。都内で2017年1月撮影(2018年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 5日 ロイター] - 5日の経済人賀詞交換会などで今年の賃上げに言及した各社首脳の主なコメントは以下の通り。

 <豊田章男・トヨタ自動車社長>

 私が(賃上げを)するとかしないとかという話ではなく、話し合いをしっかりする。従業員の幸せを願っているのが会社で、従業員は会社の繁栄を願っている。その中で毎年、本当に話し合う。話し合いの内容をテレビ中継したいくらいだ。労使がオープンに話し合いができる環境を今年も作り上げることが私の役割だ。

 うちの場合は多くの部品メーカー、二次、三次、零細企業も含めて支えられている。トヨタももちろんリード役はやるが、組合組織が守られていないようなセクターの賃上げ、サービス業を中心とした賃上げなどはどうなのか、という点もぜひ報道してほしい。そういうところ(の改善)が日本全体のデフレ解消には一番役立つ。

 <鈴木俊宏・スズキ社長>

 個々の企業が置かれている環境や条件、利益状況など総合的に判断してやらないと、間違ったことになる。うちだけ上げればいいのか。(自動車業界)全体が(賃上げに)ついて来られるかというところを見ないと、格差をどんどん助長することになるのではないか。(スズキとしては賃上げを)ある程度前向きに考えるが、バランスを考慮しないと格差を生むことになる。