12月15日、その「手術劇場」となった会場のすぐ外にいた医学会議の主催者は、ミニー・マウスの耳を頭に着けていた。写真は、米ニュージャージー州のホテルで開かれた鎮痛剤関連のシンポジウムの一環の死体実習会場。シーツの下に死体が置かれている。2017年10月、ニュージャージー州ジャージーシティで撮影(2017年 ロイター/Elizabeth Culliford)

[レークブエナビスタ(米フロリダ州) 15日 ロイター] - その「手術劇場」となった会場のすぐ外にいた医学会議の主催者は、ミニー・マウスの耳を頭に着けていた。

 会場内では、医師たちが3体の人間の死体を使って実演していた。1体を包んだ何重もの包装の間から、血液がしみ出していた。「漏れるんだ」と、実験技術者が死体を指して言った。

 ロイター記者も出席したこのセミナーが11月に実施されたのは、病院や医科大学ではなかった。それは「死体実習」と呼ばれるセミナーの一環として、フロリダ州オーランドにあるウォルト・ディズニー・ワールドリゾートにある施設で実施された。

 過去6年間に、同様のイベント数十件が、米国各地のホテルやその会議場で開かれている。

 今回のセミナーはヨット&ビーチクラブ・リゾートのコンベンションセンターにある宴会場を使って、医師が神経根ブロックなどの技術の実演を実際の死体を使って行った。ホームページ上でディズニーは、この宴会場について「豪華でまばゆい」と表現しており、普段は結婚式のレセプションに使われるという。

 ディズニーは、コメントの求めに応じなかった。

 米国では医学実習は通常、専用設備を備え、厳重に管理された実験施設で行わる。だが、常にそうではない。