[北京 11日 ロイター] - 中国国家外為管理局(SAFE)は11日、中国当局が米国債購入の縮小または停止を検討しているとの報道について、誤った情報を基にした可能性があるとの見解を示した。

ブルームバーグは10日、中国の外貨準備を見直している当局者らが、米国債の購入ペースを落とすか、購入を停止するよう提言したと報じた。米国債市場の投資妙味が薄れつつあることや、米国との貿易関係が緊張を増していることが背景という。この報道を受け、米国債利回りは10カ月ぶりの水準に上昇し、ドルは下落した。

SAFEはウェブサイトに掲載した声明で、報道について「間違った情報源を基にしている可能性があるか、偽ニュースかもしれない」と指摘。

中国は外貨準備の投資を多様化させており、「外為資産の全体的な安全性を守るとともに、資産価値の保全・拡大」に役立てようとしていると説明した。

また、米国債への外貨準備投資は市場活動であり、市況や投資ニーズに沿って専門的な管理を行っているとし、中国の外貨準備管理機関は国際金融市場における責任ある投資家だと述べた。

米財務省によると、中国の米国債保有額は昨年10月現在、1兆1900億ドルで世界最大規模。一方、中国の外貨準備高は昨年12月時点で3兆1400億ドルとなっている。

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