[東京 11日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点に比べドル高/円安の111円後半だった。正午過ぎ、中国政府筋が米国債投資の見直しを巡る一部報道を否定したと伝わり、ドルに買い戻しが入った。

ドル/円はじり高で推移した。朝方、1カ月超ぶりの安値圏で推移していたこともあり、国内実需筋から旺盛なドル買いが観測された。日銀が通告した国債買い入れ予定額が前回から据え置きとなったことも市場の安心感を誘い、ドルは正午にかけて111円半ばまで持ち直した。

午後0時半ころ、前日ブルームバーグが報道した内容について、中国政府筋は誤った情報に基づいている可能性があるとの見解を示したと伝わった。このロイター報道をきっかけにドルに買い戻しが入り、一時111.82円まで上昇した。

ただ、「投機筋や短期筋が円買いスタンスを崩しておらず、投資家心理もあまり良くはない」(邦銀)との声も出ており、現時点で112円台を回復できていない。

前日、中国の外貨準備当局者らが、米国債の購入ペースを落とすか購入を停止する提言を行った、とするブルームバーグ報道をきっかけに米金利が上昇した。

通常であれば米金利高はドルの押し上げ要因となるが、今回は米中関係の悪化を懸念するリスクオフ的な動き先行。ダウ工業株30種は一時130ドル近い下げとなり、外為市場ではドルが売られ、円が買われた。

ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在 111.79/81 1.1950/54 134.61/65

午前9時現在 111.45/47 1.1953/57 133.24/28

NY午後5時 111.42/45 1.1945/49 133.12/16

(為替マーケットチーム)