[ニューヨーク 11日 ロイター] - 米国株式市場の主要指数は過去最高値を更新して取引を終えた。原油高でエネルギー株が値を上げたほか、投資家は米企業決算が堅調な内容になると見込んでいる。

S&Pエネルギー株<.SPNY>は2%高で終了。米原油生産量や原油在庫の減少を背景に北海ブレント先物<LCOc1>が2014年12月以来初めて1バレル=70ドルを突破した。

S&P一般消費財株<.SPLRCD>もメディア株や小売株に支えられしっかり。S&P工業株<.SPLRCI>はデルタ航空<DAL.N>のニュースを受けた航空株高の恩恵を受けた。

ブラウン・ブラザーズ・ハリマンのチーフ投資ストラテジスト、スコット・クレモンズ氏は「今週の株高要因は経済活動に対する自信の高まりだ。これは原油に対する需要にも表れている」と述べた。

午後終盤には税制改革が景気過熱につながりかねないとするニューヨーク連銀のダドリー総裁による発言が伝わり、主要指数が一時的に上げ幅を縮小する場面もあった。

パフォーマンス・トラスト・キャピタル・パートナーズのトレーディング部門ディレクター、ブライアン・バトル氏は「ダドリー氏は投資家が懸念すべき事柄に触れた。現時点で株式市場における唯一の脅威は高金利だ。金利が上昇すれば、株式の現在価値は高すぎる」と述べた。

JPモルガン・チェース<JPM.N>、ウェルズ・ファーゴ<WFC.N>の大手銀を皮切りに決算発表シーズンが12日に本格的に始まる。

トムソン・ロイター・エスティメーツによると、S&P500企業の第4・四半期利益は11.8%増となる見通し。

デルタ航空は4.8%高で終了。予想を上回る四半期業績などを受けた。

ダウ・ジョーンズ(DJ)米航空株<.DJUSAR>は4.2%高で終了。DJ輸送株<.DJT>は2.3%高で、1日の上昇率としては昨年11月29日以来の大きさとなった。

ニューヨーク証券取引所では、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を3.40対1の比率で上回った。ナスダックでは3.18対1で値上がり銘柄数が多かった。

S&P総合500種構成銘柄をみると、107銘柄が52週高値を更新し、8銘柄が安値を更新。ナスダック総合構成銘柄では176銘柄が新高値を更新し、18銘柄が新安値を付けた。

米取引所の合算出来高は67億4000万株。直近20営業日の平均は63億9000万株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 25574.73 +205.60 +0.81 25398.60 25575.42 25396.19 <.DJI>

前営業日終値 25369.13

ナスダック総合 7211.78 +58.21 +0.81 7168.73 7211.78 7163.23 <.IXIC>

前営業日終値 7153.57

S&P総合500種 2767.56 +19.33 +0.70 2752.97 2767.56 2752.78 <.SPX>

前営業日終値 2748.23

ダウ輸送株20種 11284.32 +254.22 +2.30 <.DJT>

ダウ公共株15種 690.57 -2.57 -0.37 <.DJU>

フィラデルフィア半導体 1314.34 +8.12 +0.62 <.SOX>

VIX指数 9.88 +0.06 +0.61 <.VIX>

S&P一般消費財 825.61 +13.19 +1.62 <.SPLRCD>

S&P素材 396.47 +4.99 +1.28 <.SPLRCM>

S&P工業 671.06 +8.51 +1.28 <.SPLRCI>

S&P主要消費財 584.86 -0.55 -0.09 <.SPLRCS>

S&P金融 480.97 +2.25 +0.47 <.SPSY>

S&P不動産 194.43 -1.31 -0.67 <.SPLRCR>

S&Pエネルギー 566.56 +11.24 +2.02 <.SPNY>

S&Pヘルスケア 996.94 +3.89 +0.39 <.SPXHC>

S&P電気通信サービス 159.97 +0.30 +0.19 <.SPLRCL>

S&P情報技術 1155.94 +5.49 +0.48 <.SPLRCT>

S&P公益事業 256.67 -0.92 -0.36 <.SPLRCU>

NYSE出来高 8.28億株 <.AD.N>

シカゴ日経先物3月限 ドル建て 23810 + 160 大阪比 <0#NK:>

シカゴ日経先物3月限 円建て 23785 + 135 大阪比 <0#NIY:>