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自分を大人だと思わない成人は約75%
蔓延する「自分は大人じゃない症候群」

小川 たまか
【第58回】 2012年1月10日
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 この3連休中、成人の日を迎えた若者の姿を目にした人も多かったのではないだろうか。その成人の日にちなんだ興味深いアンケートが、リユースショップ「エンターキング」を運営するサンセットコーポレイションから発表された。調査結果によると、新成人の半数以上が「20歳は大人だと思わない」と回答。さらに、「自分を大人だと思う」と回答した成人は25%以下に留まったという。

 アンケートは「エンターキング」のモバイル会員を対象に行ったもの。アンケート期間は2011年12月5日~11日。回答数は1716人(男性1496人、女性220人/10代573人、20代724人、30代308人、40代以上111人)。

40代でも半数以上が
「自分を大人だと思わない」

 調査によれば、「20歳は大人?」という質問に「はい」と答えた人は全体の52.4%。新成人に限ると、「はい」と答えたのは45.2%と半数を下回った。「いいえ」と答えた人にその理由を自由回答形式で聞いたところ、最も多かったのは「精神的に未熟」(28.9%)。「自立したときが大人」(14.3%)、「学生が多いから」(11.3%)などの回答が続いた。

 また、「自分を大人だと思う?」という問いに、「はい」と答えた成人はわずか24.9%。20代は15.7%に留まり、30代(38.3%)、40代(47.7%)と年代が上がるごとに「はい」と答える人が多くなるものの、40代でも半数以上が「自分を大人だと思わない」と考えていることが明らかになった。

 子どもの頃に思い描いていた「大人像」が現在の自分と結びつかないという成人は少なくない。晩婚化や高齢化が進んでいることも、「大人の定義」が曖昧になっていることと無関係ではないのだろう。「簡単に自分が大人だとは言えない」というムードが蔓延している時代なのかもしれない。

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