1月10日、中国不動産市場では販売鈍化が予想され、開発会社が抱える債務への懸念も根強い。それでも大手デベロッパーは支配力を一段と強化し、市場シェアは過去最大になりつつある。北京で昨年12月撮影(2018年 ロイター/Jason Lee)

[香港 10日 ロイター] - 中国不動産市場では販売鈍化が予想され、開発会社が抱える債務への懸念も根強い。それでも大手デベロッパーは支配力を一段と強化し、市場シェアは過去最大になりつつある。

 シティグループの試算では、中国の10大デベロッパーの市場シェアは足元の約27%から年内に35%近くまで高まる見込み。2012年のシェアは14.2%にすぎなかった。

 不動産調査会社CREIS(中国房地産指数系列)によると、売上高が500億元超となったデベロッパーの数は2017年が40社と16年の25社から増え、売上高伸び率も53%から84%に高まった。対照的に売上高が100億─500億元のデベロッパー数は106社から104社に減った。

 また国内全体の不動産取引は5%減少すると見込まれているが、証券会社や格付け会社のアナリストの見立てに基づくと、香港上場のデベロッパーの今年の売上高伸び率は平均30%になる可能性がある。17年の伸びは平均40%だった。

 ただし成長にはリスクが伴う。土地の仕入れが膨らむのは、デベロッパーの借金が増えることを意味し、以前に宣言していた債務圧縮計画の実現も雲行きが怪しくなっている。