戦略は組織のトップが決め、実行は下層が担う――この通念を根本的に否定する、経営学者ロジャー・マーティンの提言。戦略的選択は組織の随所で、相互接続的になされるべきだという。


「戦略は組織図のトップが策定し、実行は下位が担当する」というのが一般的な認識だ。

 だが、実はその正反対である。以下にその理由を説明しよう。