[北京 16日 ロイター] - 米アルファベット<GOOGL.O>傘下のインターネット検索大手グーグルは16日、中国で地図サービス「グーグルマップ」の提供を再開したとの報道を否定し、同サービスに「変更はない」と表明した。

16日付の日本経済新聞は、グーグルが8年ぶりに中国専用のグーグルマップのサイトを立ち上げ、米アップル<AAPL.O>のスマートフォン(スマホ)「iPhone(アイフォーン)」向けに地図アプリの提供を開始したと報じた。

しかし、グーグルは何年もの間グーグルマップのブラウザーは中国で利用可能だと指摘。一方で地図アプリは中国では提供していないとした。

グーグルの広報担当者、タージ・メドウズ氏は、ロイターに対し「中国でのグーグルマップに変更はない。地図サービスは何年もデスクトップでアクセス可能となっているが、アンドロイドやiOSの中国のアップストアには存在しない」とコメントした。

ロイターが確認したところ、中国版グーグルマップは16日、携帯端末とデスクトップのブラウザーでアクセスでき、特定の機能が利用可能となっているが、アップストアにグーグルマップのアプリを見つけることはできなかった。

日経新聞によると、地図アプリでナビゲーション機能を利用しようとすると中国の電子商取引大手アリババ・グループ・ホールディング<BABA.N>傘下の地図情報会社、高徳軟件(オートナビ)のアプリに自動的に移行するという。

ロイターは現時点でオートナビからのコメントを得られていない。

完全版のグーグルマップアプリは2010年にグーグルが検索結果の自己検閲を拒否し、中国でのサービスの多くを停止して以降、利用不能となっている。