[ワシントン 17日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は17日、地区連銀経済報告(ベージュブック)を公表し、米経済とインフレ率が2017年11月終盤から年末にかけ「控えめから緩やかな(modest-to-moderate)」ペースで拡大したとの認識を示した。

さらに、大半の地区で賃金の上昇が継続したとも指摘した。幅広い業種、職種で賃上げが見られた地区もあった。

インフレ圧力に関する見方はまちまちだが、今後数カ月後にさらに賃金が上昇するとの観測もあった。

FRBは「一部地区では企業が販売価格の引き上げは可能との見方を示した。小売業で控えめながら値上げを報告する地区もあったほか、全米で住宅価格の上昇が見られた」としている。

中でもダラス地区の成長は過去6週間にわたり「力強い」ペースだった。製造業、小売業、金融以外のサービス、エネルギー分野が伸びた。雇用も上向きで、賃金や物価圧力も引き続き高まっている。

FRB内ではインフレのペースの鈍化に懸念がある。金融政策の目標の2%には5年以上も届いていない。

17年は堅調な成長と低い失業率を背景に3度の追加利上げを行い、今年も3度を予想している。

労働市場が最大雇用に近い状況ならば、インフレのペースが目に見えて上がるのを待つよりも利上げをすべきだと考える声はFRB内の大多数を占めるとみられる。

12月の雇用統計では新規就業者数は小売業でマイナスとなるなど予想を下回ったが、賃金は上昇しており、3月に追加利上げが行われる可能性がある。

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