[ソウル 18日 ロイター] - 韓国銀行(中央銀行)は18日、政策金利を予想通り1.50%で据え置くとともに、2018年の国内総生産(GDP)予想を引き上げた。一方で、今年の金融政策引き締めにとって引き続き障壁となっている経済の不透明感やインフレ鈍化に対して懸念を示した。

中銀は昨年11月に6年超ぶりとなる利上げを実施しており、その影響に注視している。

李柱烈(イ・ジュヨル)総裁は、今年の予想成長率は3.0%と、昨年10月時予想の2.9%から上方修正した。ただ、消費者物価指数(CPI)の予想は1.8%から1.7%に引き下げた。

総裁は会見で「国内外にはまだ不透明感があり、金利据え置きを決定した。これらの要因の影響を見極めることが必要だ。さらに、インフレ圧力が強くないことも、判断の根拠となった」と述べた。

総裁によると「将来的に、経済成長を支える緩和的金融政策が継続される」見通しだ。

ロイターが1月8─15日に実施した調査では、アナリスト17人全員が据え置きを予想していた。

会見後、3年物国債先物(3月限)<KTBc1>は上昇。正午時点で0.13ポイント上昇の107.77で推移していた。

韓国では不動産市場の活況後、ウォンが対ドルで通常にはないほど上昇していることや家計債務の増加に見舞われており、アナリストは2018年も金融緩和が継続するとみている。

ウォン<KRW=KFTC>は前回11月30日の中銀理事会以降、取引時間中としては3年以上ぶりの高値に上昇した。一方、12月のCPIは中銀目標の2%を依然として下回った。

ウォンは1月8日、2014年10月以来の高値となる1ドル=1058.8ウォンを付けた。

元大宝来証券の債券アナリスト、Lee Jae-hyung氏は「年明けのウォン高で金融政策担当者は海外の政策変更を見極める必要もあり、金利を当面据え置くだろう」との見方を示した。

据え置き決定後のウォンの反応は鈍く、0328GMT時点で1068.7ウォン近辺。前日終値は1069.3ウォンだった。ソウルの総合株価指数<.KS11>は0.3%高の2523.30と、寄り付きからほぼ横ばい。

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