[デトロイト 18日 ロイター] - トヨタ自動車<7203.T>の「レクサス」や日産自動車<7201.T>の「インフィニティ」といった日本の高級車ブランドは、米デトロイトで開催中の北米国際自動車ショーを活用して、ドイツの高級車メーカーや電気自動車(EV)メーカー、米テスラ<TSLA.O>への巻き返しを図る新たな方策を試した。

レクサスはコンセプトカー「LF―1リミットレス」を公開し、これまでの大型セダンからスポーツ用多目的車(SUV)に重点を移す可能性を示した。力強く洗練された外観に、運転者がハンドルから手を離しても車が目的地までの運転操作の大半を担う「ショーファーモード」を備えている。また、運転の習慣や履歴を基にどこに向かっているか予想し、ホテルなどを提案する未来的なナビゲーションシステムを搭載している。

また、インフィニティは、効率の高いガソリンエンジンを採用した先進的なセダン型コンセプトモデルを公開した。プロトタイプはEVではないものの、外観はテスラの主力セダン「モデルS」の顧客層にアピールしそうだ。

米国ではドイツのフォルクスワーゲン(VW)<VOWG_p.DE>の「アウディ」やダイムラー<DAIGn.DE>の「メルセデス・ベンツ」などが販売を拡大し、EVのテスラが既存ブランドに代わる新たな選択肢となっている。こうした状況下で日本の高級車ブランドは、地歩を固めるのに苦戦している。

昨年の米国におけるレクサスの販売台数は7.6%減少。インフィニティは11.3%増の15万3415台だったものの、独高級車ブランドやホンダ<7267.T>の「アキュラ」、レクサス、米ゼネラル・モーターズ(GM)<GM.N>の「キャデラック」には届かなかった。