HUAWEI Mate 10 ProのNPUは
こっそり頑張ってくれている

 第1回ではデザインをチェックしたが、第2回は「HUAWEI Mate 10 Pro」の機能を見ていこう。ホットワードとしてよく散見されたのが、AIプロセッサーのNPU。Neural-Network Processing Unitの略で、HUAWEI Mate 10 Proの機能を支えるものだが、そのほかにも独自機能やアプリが用意されている。

Mate10

 HUAWEI Mate 10 ProのSoCである「Kirin 970」に搭載されるNPUは、ユーザーの使用状況を分析し、そのときに最も効率のいい設定を採用するもので、常に最適なパフォーマンスをキープしてくれるというもの。具体的にどうしているのかといった情報開示はなく、またユーザー側からNPUにアクセスすることはできないので、パフォーマンスだけでなく電力効率も向上させてくれる存在程度の認識でいい。

 ただ、これまでクラウド側に頼っていた処理を端末内で済ませることが可能になっているので、いずれNPUを活用した機能がまた追加されるだろう。現時点では上記の部分と、カメラでの撮影時での処理のふたつだ。

Mate10
ホーム画面
Mate10
独自アプリがいくつかインストールされている
Mate10
設定画面
Mate10
画面の表示では色温度や表示モードなどがあり、表示モードは1画面あたりの表示量の調整で文字サイズと独立して設定可能だ
Mate10
画面の解像度を変更してバッテリーライフを延ばすこともできる

 OSはAndroid. 8.0(Oreo)。独自機能は少なめで、設定からアクセスできる「スマートアシスト」に大半が集約されている。第1回(関連記事)で記したように大型端末なので、片手操作はなにかと大変だ。そのため、ジェスチャー操作や画面の縮小といった機能が用意されているほか、ポケットやカバンに入れた状態だとタッチが無効になるといった機能もある。

Mate10
スマートアシストから操作関連の設定ができる

 また、指紋センサーを使った操作にも少しだが対応しており、カメラアプリ使用時のシャッターとして使用できたり、上下のフリックで通知バーを開閉できたり、左右のフリックでアルバムで写真を表示している際に写真を切り換えたりもできる。ただ、指紋センサーでホームボタンや、バックキー、タスクキーといった操作はできないので、端末自体の持ち方を少し考える必要があるだろう。

 片手操作に対応する機能としては、ナビゲーションメニューがあり、これはフローティングボタンで主な操作ができるというもの。従来のナビゲーションバーとも併用可能なので、自分にとってやりやすい操作を探してみるといいだろう。

Mate10
アプリによっては逆に邪魔になるが、ナビゲーションメニューは片手操作派向けの機能だ。ステータスパネルからのオンオフにも対応
Mate10
指紋IDには操作に関わる設定項目もある

 独自アプリ及びプリインストールアプリは多いが、大半はツール系なので必要であれば使えばいいし、使わないならアンインストールすればOK。小便利なものとしては「端末管理」。メモリーのクリーンアップやデータ通信量の確認、ウィルススキャンなどが統合されたもので、スマホの応答性が落ちてきたらとりあえず確認するといいだろう。また、ファイラーも用意されているので、人によってはSNS以外はプリインストールアプリだけで済んでしまうかもしれない。

Mate10
ツールはフォルダにまとめられている
Mate10
これはヘルスケア
Mate10
Mate10
「端末管理」アプリ。特定機能をショートカットとしてホーム画面に表示させることもできる

 以上のように独自機能は多めだが、操作に介入してお節介を焼くようなこともなく、操作感としてはデフォルトのAndroid的ともいえる。他機種からの乗り換えであっても、違和感は少ないだろう。


■関連サイト