[マドリード 21日 ロイター] - スペイン北東部カタルーニャ自治州の独立問題を巡り、スペイン検察当局は21日、ベルギーに滞在するプチデモン前州首相が討論会出席のため22日にデンマークを訪問した場合、同国に身柄拘束を要請する方針を示した。

プチデモン氏は昨年10月の「独立宣言」の後、ベルギーに出国。スペイン最高裁は同氏に対し「欧州逮捕状」を発行したが、ベルギーが亡命を認めるリスクを回避するため、12月に取り下げた。

スペイン検察当局は21日、直ちに裁判所に逮捕状を再発行するとともに、同氏のデンマーク訪問計画が確認され次第、身柄拘束を同国に要請するよう求める方針を示した。

コペンハーゲン大学は19日、政治学部が22日に開くカタルーニャ問題に関するイベントにプチデモン氏が出席することを明らかにした。

プチデモン氏の弁護士は21日、カタルーニャ州のラジオで、同氏がデンマークで拘束される可能性は「かなり高い」とした一方、デンマーク当局が逮捕状を執行しないと信じていると述べた。

デンマーク検察当局の報道官は「状況を見守る」とし、現時点で詳細に言及することは控えた。

カタルーニャ州では12月に実施された州議会選挙で独立賛成派が過半数を確保した。プチデモン氏は新州首相に就任する方法を模索しており、ビデオ中継を通じた統治が可能との考えを示唆している。

ただ、スペインのラホイ首相は遠隔統治の可能性を否定。カタルーニャ州議会の委員会は月内に遠隔統治を認めるか判断する必要があるが、中央政府はプチデモン氏の就任を認める決定が下されれば裁判所に訴える構えを示している。