ゲームで楽しく英語を学ぼう

これくらいの時期には、いま一度「英語を楽しむこと」に立ち返るのも大切です。「お勉強」だけでは集中力もモティベーションももちません。そんなときにうってつけなのが、ボードゲームカードゲームなどのオモチャです。
J PREPでも、小学生たちはさまざまなゲームで遊びながら英語力を身につけています。おすすめをいくつかご紹介しましょう。

▼Pictionary
出題者がお題の「単語」を見て、それを「絵」にします。その絵を見ながら、回答者みんなでお題の単語を推測するゲームです。たとえば、お題が「living room」であれば、回答者たちは「Is it a room?」「Is it a dining room?」などと出題者に尋ねながら、正解を探っていきます。とにかくテンポよく英語を口にする練習にはうってつけのゲームです。

▼Operation(Hasbro)
外科医になって、患者の身体からいろいろなものを摘出するゲームです。うまく取り出せないと大きな音が鳴るようになっており、とても盛り上がります。単純なゲームではありますが、身体の部位や器官の名称を覚えるにはおすすめです。

▼MONOPOLY
日本とは異なり、アメリカの子どもたちは必ずファイナンス(金融)の授業を受けています。お金に振り回されず、お金を味方につけるゲームを英語版でプレイしてみてはいかがでしょうか。

▼I SPY(Scholastic)
日本では『ミッケ!』(小学館)という名前で翻訳版が出ているゲーム絵本のシリーズです。絵のなかに隠れているものを探し出すという、シンプルながら子どもが大好きな仕掛けが入っています。

※注:本記事の内容は『ほんとうに頭がよくなる 世界最高の子ども英語』から抜粋・再構成したものです。記事中の参照文献・おすすめ教材などは、こちらのサポートページでご確認いただけます。
「世界最高の子ども英語」専用サポートページ
https://booksdiamond.wixsite.com/childenglish

【著者紹介】斉藤 淳(さいとう・じゅん)
J PREP斉藤塾代表/元イェール大学助教授/元衆議院議員。
1969年、山形県生まれ。イェール大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。研究者としての専門分野は比較政治経済学。ウェズリアン大学客員助教授、フランクリン・マーシャル大学助教授、イェール大学助教授、高麗大学客員教授を歴任。
2012年に帰国し、中高生向け英語塾を起業。「第二言語習得理論(SLA)」の知見を最大限に活かした効率的カリキュラムが口コミで広がり、わずか数年で生徒数はのべ3,000人を突破。海外名門大合格者も多数出ているほか、幼稚園や学童保育も運営し、入塾希望者が後を絶たない。
主な著書に、『ほんとうに頭がよくなる 世界最高の子ども英語』(ダイヤモンド社)のほか、10万部超のベストセラーとなった『世界の非ネイティブエリートがやっている英語勉強法』(KADOKAWA)、『10歳から身につく 問い、考え、表現する力』(NHK出版新書)、また、研究者としては、第54回日経・経済図書文化賞ほかを受賞した『自民党長期政権の政治経済学』(勁草書房)がある。