[22日 ロイター] - 米動画配信大手ネットフリックス<NFLX.O>が発表した2017年第4・四半期決算は、全世界の契約者数が833万人増となり、市場予想を200万人上回る伸びとなった。

コンテンツ制作への積極投資が奏功した。

決算発表を受けて株価は時間外取引で7.8%高の245.16ドルと、過去最高値を更新。時価総額は初めて1000億ドルを突破した。

米国の主要株価指数は18年に入ってからも最高値更新を続けており、テクノロジー株が足元の上昇を主導している。ネットフリックス株は前週末時点で年初から15%上昇。昨年は53%値上がりした。

同社は190カ国で顧客基盤の構築を進めており、市場では同社の巨額な投資が安定的な利益をもたらすとの期待がある。

第4・四半期の海外での契約者数は636万人増と、ファクトセットがまとめた市場予想の510万人増を超えた。同社は同期に人気ドラマ「ストレンジャー・シングス」と「ザ・クラウン」の新シーズンやアクション映画「ブライト」の配信を開始した。

米国の契約者数は198万人増。昨年末の全世界の総契約者数は1億1758万人となった。

希薄化後の1株利益は0.41ドルと、トムソン・ロイター・エスティメーツがまとめた市場予想と一致した。

売上高は32億8600万ドルで、市場予想と一致。

17年は海外市場の通年の損益が初めて黒字化した。

第1・四半期は、契約者数が635万人増加するとの見通しを示した。ファクトセットがまとめた市場予想の501万人増を上回った。

ウォルト・ディズニー<DIS.N>やアマゾン・ドット・コム<AMZN.O>、Hulu(フールー)など競合社に対抗するため、今年全体でドラマや映画のコンテンツに最大80億ドルを投資する計画を明らかにした。

BTIGのアナリスト、リチャード・グリーンフィールド氏は「ネットフリックスはコンテンツ制作に多額の投資をしており、それが直接、加入者の増加につながっている。巨大な商機があり、可能な限り迅速に攻略している」と述べた。

同社は、リリースの見送りを決めたコンテンツについて3900万ドルの非現金費用を計上したことも明らかにした。関係筋によると、セクハラ・スキャンダルが浮上した俳優ケビン・スペイシーが出演するコンテンツとみられる。

ネットフリックスは株主への書簡で「コンテンツへの大型投資が奏功すると確信している」と述べた。

同社のマーケティング予算は、収入の伸びを上回るペースで拡大しており、キャッシュフローの赤字は昨年の20億ドルから、今年30億─40億ドルに拡大する見通し。