経営 X 人事

新任管理職が抱える部下指導の悩みはキャリアコンサルティングで軽減するか

コンサルティング事例【2】
「部下がみんな勝手なことを言ってきて、もうやっていられない」
相談者:Gさん(30代後半、男性、課長・既婚)

(某月某日、Gさんがキャリアコンサルティング・ルームにやってきました。30代後半のGさんは、新任管理職。初めて経験する部下のマネジメントは、想像以上に困難なものであるようです。以下は、その相談内容と経過をまとめたものです)

◆面談のきっかけ
 Gさんには4人の部下がいるが、それぞれ問題があり、どのように課を運営していけばいいか悩んでいる。上司である部長とのコミュニケーションにも問題をきたしているようだ。

◆主訴(本人がその時、いちばん訴えていたこと)
「部下がみんな勝手なことを言ってきて、収拾がつかない。課長として自信が持てなくなった」

◆キャリアコンサルタントの見立て
 部下それぞれへの対応や、上司との人間関係についての相談が表面に出ているが、実際には本人の受け止め方やアプローチにポイントがあると思われる。

◆方針
 4人の部下の経歴や仕事上の問題、どのような主張をしているのか、まずは客観的な事実関係を話してもらい、次に、感情論を中心とした各人への思いを話してもらう。

 その上で、自らのマネジメント方法でうまく行っている点、気になったり、周囲から指摘される点について聞いていく。

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「企業内キャリアコンサルティング」入門

2016年4月より国家資格となったキャリアコンサルタント。厚生労働省は企業内にキャリアコンサルタントを置き、従業員のキャリア支援を促進することを唱道している。本連載は、他社に先駆けて2001年に伊藤忠商事でキャリアカウンセリング室を創設して初代室長となり、退職後もライフワークとして「企業内キャリアコンサルティング」の普及に努めている浅川正健氏が、キャリアコンサルティングの望ましいあり方と、実際のコンサルティング事例を解説する。

「「企業内キャリアコンサルティング」入門」

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