[東京 24日 ロイター] - 財務省が24日発表した12月貿易統計速報は、貿易収支が3590億円の黒字だった。トヨタが豪州での現地生産を終了したことなどを背景に、同国向けの自動車輸出が伸びた。黒字は7カ月連続。ロイターの予測中央値は5300億円の黒字だった。

12月の輸出は前年比9.3%増の7兆3021億円となり、金額ベースでは2008年9月(7兆3613億円)以来の水準となった。増加に寄与した品目は、自動車(同5.6%増)、鉄鋼(同16.7%増)、半導体等製造装置(同17.8%増)など。

豪州向けの自動車輸出が増加したことに関し、財務省幹部は、個社名への言及を避けつつ「現地生産が停止したことで、日本からの自動車輸出が増えた可能性がある」と説明した。

輸出の地域別内訳は米国向けが同3.0%増、中国向けは同15.8%増となった。対中輸出は金額ベースで1兆5072億円となり、過去最大を更新した。

一方、同月の輸入は前年比14.9%増の6兆9431億円だった。増加品目は原粗油(同28.8%増)、通信機(同55.8%増)、石油製品(同44.5%増)など。原粗油の輸入通関単価は、円建てで1キロリットル当たり4万4162円と前年比32.8%増となった。

この結果、2017年の貿易収支は2兆9910億円の黒字と、2年連続で黒字を確保した。通年での輸出は前年比11.8%増の78兆2897億円、輸入は同14.0%増の75兆2986億円だった。

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(梅川崇)