[北京 24日 ロイター] - 中国の李克強首相は、同国の構造変化に対応するため、より的を絞った経済政策および措置が必要との見解を示した。今週22日に開かれた経済専門家や企業経営者との非公開会合での発言。会議の内容についての声明が23日遅くに政府のウェブサイトに掲載された。具体的な政策の変更などについては触れていない。

会合は3月の全人代で発表される政府活動報告に関する意見聴取を目的に開かれた。

中国の2017年の国内総生産(GDP)伸び率は6.9%となり、約6.5%としていた政府目標を上回った。

首相は、中国経済が量的な拡大や成長の質の改善を反映して政府予想を上回ったと指摘。

「変革を促進し、新たな経済のけん引役を育成するため、改革、開放、イノベーションに一段と傾注しなければならない」と述べた。

中国ではここ数年、いわゆる供給サイドの改革の一環として重工業の過剰生産能力が削減される一方、ハイテクなどを新たな成長のけん引役に育てようとする動きが広がっている。

ただ、大気汚染のひどい工場などを閉鎖するにしても、大量の失業者を出したり、地方経済を阻害したりしないよう配慮する必要があり、政策担当者らは綱渡りの政策運営を迫られている。