[ロンドン 24日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)の発表によると、9―11月の就業者数は予想外の大幅増となり、賃金も1年弱ぶりの大幅な上昇を示した。

9―11月の就業者数は10万2000人増となり、5―7月以来の大幅な増加となったほか、総就業者数は過去最高の3220万人となった。ロイター調査によるエコノミスト予想は1万3000人減だった。

9―11月の賃金(ボーナス除く)は前年比2.4%増と、2016年12月以来の大幅な上昇となった。8―10月は2.3%増だった。ボーナスを含む総賃金は2.5%増で前月と変わらず、予想と一致した。

ONSの担当者は、雇用は過去最高水準に並び、欠員は過去最高に、求人は引き続き強いと指摘。「ただインフレは賃金の伸びを上回っており、実質賃金は減少している」と述べた。

9―11月の失業率は前月と変わらず、40年ぶりの低水準となる4.3%で予想と一致した。

12月の英失業保険申請件数は8600件増の83万2500件。労働力に占める割合は2.4%で、2015年2月以来の高水準となった。エコノミスト予想は5400件増だった。ただ統計局は申請条件に変更があったため、額面どおりに受け止めると誤解される可能性があるとしている。

パンテオン・マクロエコノミクスのエコノミスト、サミュエル・トゥーム氏は、9-11月のボーナスを除く賃金の上昇率はそれ以前の3カ月に比べ年率3.4%上昇になったとし、前年比でも3%に向けそのうち上昇すると指摘。

イングランド銀(英中銀)金融政策委員会もこれを認識しており、最近は政策決定の際に短期の賃金の動きに注目しているが、「労働市場の緩みの縮小ペースは遅いため」それほど心配することはないと述べた。

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