[東京 25日 ロイター] - 日本生命保険は25日、清水博取締役専務執行役員(56)が4月1日付で社長に昇格し、筒井義信社長(63)が会長に就くトップ人事を発表した。筒井社長は在任7年間で、若返りを図る。会見した清水次期社長は「(トップラインの首位の座には)引き続きこだわる」とし、「成長し続ける事業基盤を作る」と語った。

清水氏は1983年入社で、中枢部門の商品開発や主計、総合企画の部長を務めた。昨年の米資産運用会社、TCWへの出資では交渉役も担った。

会見した筒井社長は、交代理由について「長期的な経営体制の実行に一定の道筋を付けた」と説明。清水次期社長は「最大の課題は、変化を積極的に取り込み、成長し続ける事業基盤を作ること」と抱負を述べ、「成長にとっては出資やM&Aは重要な選択肢のひとつ。新規出資先の発掘は引き続き進める」とした。

具体的な取り組みとして、販売チャネルの競争力を高めるとし、引き続き営業職員チャネルを軸に強化していく考えを示した。

株式会社化への対応については「従来から研究しているが、考え方は変わらない。契約者のことを考えると相互会社が一番いい。これからも相互会社の考えにのっとってやっていく」と説明。

その上で「生保のありようとして規模の拡大は必須。それによってさらにリスクを引き受けられる」とし、成長を求める考えを強調した。現在、保険料収入首位の座を維持しているが、「トップは顧客や社会からの信頼の証。引き続きこだわりたい」と述べた。

(布施太郎)