[チューリヒ 25日 ロイター] - スイス国立銀行(中央銀行)のジョルダン総裁は25日、通貨戦争が差し迫っているとは考えていないとの認識を示した。

スイス・ダボスで開催中の世界経済フォーラム年次総会に出席中のジョルダン総裁はCNBCとのインタビューで、ムニューシン米財務長官によるドル安容認発言についてはコメントを差し控えたものの、世界的な低金利環境が要因となり、同発言の為替相場への影響は増幅されたとの認識を示した。

ジョルダン総裁は「過去に比べ、他国の金融政策変更に伴う波及影響は大きい。金利が過去のように政策手段になり得ないからだ」と語った。

そのうえで「日ごとのボラティリティに注目すべきでないのかもしれない」とし、「為替市場は通常、ファンダメンタルズに焦点を合わせ直し、再調整する」と指摘した。

同総裁はCNBCとのインタビューに先立ち、堅調な米成長に加え、他国よりも高水準にある米金利が強いドルを支えるとの認識を示していた。

スイス国内の金融政策については、スイスフランの上昇を抑制するためのマイナス金利は継続し、為替市場に介入する用意があるとした。

「特定の為替レートには注目していない」とし、「為替相場全体をみており、スイス経済への影響を見極め、必要に応じ介入するかどうかを決定する」と語った。

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