[ニューヨーク 26日 ロイター] - ニューヨーク外為市場で、ドル/円<JPY=>が一時108円台前半に下落。その後はやや値を戻し108円台後半での取引。黒田日銀総裁の発言が材料視された。

黒田総裁は、スイスで開かれている世界経済フォーラム年次総会(WEF、ダボス会議)で、インフレ率が日銀が目標としている2%に達するのを阻む複数の要因が存在しているものの、賃金と物価は緩やかに上昇しており、目標に近づきつつあるとの認識を示した。

主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は0.33%安の89.1。週間では1.6%の下落となる勢い。トランプ米大統領は25日、CNBCのインタビューで「ドルがさらに強くなり、最終的には強いドルが望ましい」と指摘し、当初のムニューシン米財務長官の発言は誤って解釈されたとの認識を示した。

ユーロ/ドル<EUR=>は0.15%高の1.2413ドル。前日は約3年ぶりの高値となる1.2536ドルをつけていた。UBSウエルスマネジメントはユーロ/ドルの6カ月見通しを従来の1.22ドルから1.28ドルに上方修正した。

経済指標では、2017年第4・四半期の国内総生産(GDP)の速報値が年率換算で前期比2.6%増と、市場予想の3.0%増を下回った。底堅い個人消費を背景に輸入が急増しGDPを抑制。在庫投資もGDPの押し下げ要因となった。

ある市場関係者は「GDP3%超えを見込んでいた向きには失望を誘う内容だったが、年間では概ね底堅い成長になった」と指摘した。

ポンド/ドル<GBP=>は小幅高。ブレグジット(英国の欧州連合離脱)や経済を巡る楽観的な見方が下支えとなった。

(表はロイターデータに基づいています)