[モントリオール 28日 ロイター] - 米共和党のデイブ・ライチャート下院議員は28日、北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉に関し、ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表は妥結に望みをかけているが、多くの作業が残されていると認識していると明らかにした。

カナダのモントリオールで開かれているNAFTA再交渉の第6回会合は29日に終了する予定だが、米国の要求を巡り合意の兆しはほとんどみられていない。

下院歳入委員会の貿易小委員会で委員長を務めるライチャート議員は、ライトハイザー代表によるブリーフィング後に、米国は再交渉の期限を延長する可能性を排除しない構えであることを示唆した。

同氏は「楽観的なムードが出ている」と発言。「(ライトハイザー氏の)発言を解釈すると、同氏は多くの作業が残されていると認識しているが、望みを抱いている」とした上で「これまでは、交渉を継続するかどうか不透明な状況だったが、すでに追加の会合に関する話し合いが行われているという事実を指摘できる」と述べた。

ライトハイザー代表、カナダのフリーランド外相、メキシコのグアハルド経済相は29日にモントリオールで、これまでの進展を確認するため協議する予定。

汚職防止などについては、おおむね作業が完了したと発表する見通しだが、米国が自動車について求めている域内部材比率の引き上げや米部材比率を50%以上とする条項については、依然として大きな隔たりがある。

また、米国が求めている紛争解決メカニズムの廃止や、5年ごとに更新しなければ協定が自動的に廃止になる「サンセット条項」も、大きな争点となっている。

民主党のサンダー・レビン下院議員は、米国がNAFTA再交渉の場から退くことはないと確信していると述べた。

当局者らによると、この協議で3氏が交渉を継続すべきとの結論に達すれば、メキシコで2月26日から次会合が開かれる見通し。3カ国は、メキシコの総選挙と時期が重ならないよう、3月末までの妥結を目指しているが、メキシコの当局者らは期限が延長される可能性があることを示唆している。