[東京 30日 ロイター] - ゆうちょ銀行<7182.T>とかんぽ生命保険<7181.T>は30日、国内の事業再編などに投資するプライベートエクイティ(PE)ファンドの運用会社を設立すると発表した。当初は1200億円規模の資金で事業を開始、長引く低金利下、より高い投資収益を確保するためにリスクのある案件にも取り組んでいく。

新会社名は「JPインベストメント株式会社」。ゆうちょ銀行が50%を出資し、かんぽ生命と新会社の役職員が25%ずつ出資する。社長にはゆうちょ銀行の清水時彦常務執行役員が就任する。

日本郵政<6178.T>の長門正貢社長は会見で「(ゆうちょ銀は)融資業務が認められていない中、エクイティ業務を中心に据えてやっていきたい」と述べた。

同氏によると、新会社の運用するファンドに、ゆうちょ銀とかんぽ生命が合計で900億円を拠出する。さらに、300億円を郵政グループ外の第3者から資金を募る予定だという。

新会社の投資対象は主に国内の事業再編や事業再生などのバイアウト案件になるという。長門社長は当初は大手PEファンドが手がける案件に共同で投資すると述べた。

ゆうちょ銀の説明によると、同行ではすでにPE投資を手がけているが、リミテッド・パートナー(LP)としての参加であって、新会社はジェネラル・パートナー(GP)として投資することで、ファンドからの収益が大きくなるという。

*内容を追加しました。

(浦中 大我)