[東京 30日 ロイター] - 大和証券グループ本社<8601.T>が30日に発表した2017年4―12月期決算は、経常利益が前年同期比10.8%増の1121億円となった。第3四半期は日経平均株が26年ぶりの高水準になるなど好調な市場環境に支えられ、リテール部門を中心に好調な業績となった。

部門別では、リテール部門の経常利益が前年同期比88.7%増の390億円となる一方、ホールセール部門は同34.5%減の321億円だった。

リテール部門は、好調な市場環境に支えられ、株式委託手数料や募集・売り出しの手数料が増加。外国株の売買代金は前年同期比で倍増するとともに、ラップ口座の契約資産残高は過去最高を更新し、1兆9445億円となった。

一方、ホールセール部門は、SGホールディングス<9143.T>の新規上場や日本郵政<6178.T>株式の2次売り出しなどの大型案件を獲得したものの、ボラティリティーの低下で債券トレーディングが引き続き振るわなかった。

会見した小松幹太・専務執行役(最高財務責任者、CFO)は債券トレーディング部門について「国内外ともに大きな回復は見込めない」と述べた。

当期純利益は前年同期比2.3%増の835億円となった。

(布施太郎 編集:田巻一彦)