[アムステルダム 30日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーであるクノット・オランダ中銀総裁は30日、ユーロ圏のインフレ率はECBの目標に近づきつつあるため、ECBは9月以降は資産買い入れプログラムを終了させるべきとの考えを示した。

ただ終了に向けた段階的な縮小期間の設定は容認できるとした。

クノット総裁は「必要に応じて短期的なテーパリング(段階的な縮小)期間を設けた上で、資産買い入れプログラムを9月以降終了させることは理に適う」とし、「(買い入れプログラムを)終了させて初めて政策金利などの他の政策措置に戻ることができる」と述べた。

そのうえで、「現在の景気拡大のペースを踏まえると、ユーロ圏のインフレ率は中期的に(ECBの目標である)2%をやや下回る水準に達すると確信している」と述べた。

また、物価安定はリスクにさらされておらず、政策の正常化は正当化されるとの考えも示した。

ECBは買い入れプログラムの終了と利上げ開始を関連付けているため、買い入れプログラムのテーパリング期間を設けることは利上げ時期を見極めるにあたり意味のある動きとなる。