[30日 ロイター] - 米ネット通販大手アマゾン・ドット・コム<AMZN.O>と金融大手JPモルガン・チェース<JPM.N>、著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる投資会社バークシャー・ハザウェイ<BRKa.N>は30日、米国内の従業員の医療費削減に向け、ヘルスケア企業を共同で設立する計画を発表した。

3社によると、新会社は「利益追求のインセンティブや束縛のない」独立企業となる。当初は、米国で働く50万人超の従業員に「妥当な」価格で、簡素化され、質および透明性の高いヘルスケアを提供するテクノロジーの整備に注力する。

米国の医療関連支出は年間、物価上昇率を上回るペースで拡大しており、2017年には米経済の18%を占める規模に達している。

バフェット氏は「拡大する医療費は米経済をむしばむ飢えた寄生虫のようなものだ」とし、「この問題に対し、われわれ3社にも答えがあるわけではないが、避けることができない問題として容認することもしない」と語った。

新会社設立により、ヘルスケア業界では再編機運が高まると予想される。

新会社は、製薬会社や医師、医療施設と直接交渉を行い、3社の膨大なデータベースを活用して医療サービスコストをうまく管理することができると業界専門家は指摘。そうすれば、医療保険会社やドラッグストアなど中間業者への脅威となる、と説明した。

また、アマゾンは、小売り業界にもたらしたような大きな変化をヘルスケア業界にももたらすだろう、と投資家は指摘している。アマゾンを巡ってはここ数カ月、処方薬販売への参入を検討していると報じられている。