[ロンドン 30日 ロイター] - イングランド銀行(英中銀)のカーニー総裁は30日、7年後から10年後に信頼性の低い小売物価指数(RPI)に連動する国債の発行をやめるべきとの見方を示した。

RPIは英物価連動国債のベンチマークとして用いられているが、英統計局によれば、同指数は異常なほど高い物価上昇を示しているという。

12月のRPIは4.1%。これに対し、英中銀のインフレ目標として採用されている消費者物価指数(CPI)は3.0%となっている。

英議会上院に出席した総裁は、政府によるRPIの使用は引き続き適しているのかとの問いかけに対し、そろそろやめ時と指摘。できるだけ早い段階でCPIなど最新のインフレ指標を使うようにシフトすべきであり、より長期的には国債発行に関しても段階的に変更していく必要があるとの見解を示した。

英債務管理庁(DMO)が予定している今年度のRPI連動国債の発行額は370億ポンド(520億ドル)以上。全発行額の約3分の1に当たる。

総裁は、インフレ指標を変更する前に政府は長期的にどの指標を使っていくのかを確認する必要があると述べた。

また統計局が新たに選定した住宅コストを含むCPIHに関しては公表期間が短く、現段階では金融政策の目標として適していないとした。