[東京 31日 ロイター] - 三越伊勢丹ホールディングス<3099.T>は31日、2018年3月期の連結営業利益予想を180億円から220億円(前年比8.1%減)へと上方修正した。旗艦店を中心に百貨店事業が好調に推移している。一方、早期退職の費用約43億円を特別損失に計上したことで、最終利益は20億円下方修正して80億円(同46.6%減)とした。

トムソン・ロイターのスターマイン調査がまとめたアナリスト9人の営業利益予測の平均値は204億円となっている。

連結売上高は1兆2650億円から1兆2700億円(同1.3%増)に引き上げた。

訪日客によるインバウンド消費や富裕層の高額消費が百貨店売上高をけん引している。4―12月期のインバウンド売上高は同32%増となった。化粧品や宝飾・時計が好調だという。

昨年3月に三越千葉店、多摩センター店を閉店したものの、4―12月期の百貨店業の売上高は前年同期比0.4%増と増収を確保した。

ただ、前年の1―3期からインバウンドが急回復したことや円安による海外事業のコスト増などの懸念があり「1―3月期は固くみている。楽観的にはみていない」(滝口一雄コーポレートコミュニケーション担当長)という。

一方、早期退職約170人のコスト43億円を特別損失に計上。中間期までに計上している店舗閉鎖損失やのれんの償却があり、純利益は大幅減益となる見通し。

2017年4―12月期の連結売上高は前年同期比2.3%増の9517億円、営業利益は同13.1%増の222億円になった。

(清水律子)