[ニューヨーク 31日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明発表後にドルが上昇に転じた。利上げは見送られたものの、今年はインフレ率が上昇するとの見通しを示した。ユーロは一時下落したが、終盤は横ばい圏。

米連邦準備理事会(FRB)は31日まで開いたFOMCでフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を1.25─1.50%に据え置くことを決定。ただ、雇用や家計消費、設備投資が底堅く増加していることから、米経済は緩やかに拡大し、今年の労働市場も力強いとの見通しを示した。

アリアンツ・インベストメント・マンジメントのジョン・ブレデマス氏は、FOMCについて「これまでの声明の延長上にあり、文言もほとんど変わらなかった」とし、追加利上げがおそらく3月にあるとの見方を示した。

主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は1955GMT(日本時間1日午前4時55分)時点で、0.04%高の89.192。1月はなお3%超下落の見込み。月間の下げとしては2016年3月以来の大きさ。

ブレデマス氏は、FOMC声明がドル相場に大きく影響するとは思わないとした上で、「ドルの先行きにより大きな関連があるのは他の中央銀行で、他の中銀の小幅な緩和縮小とFRBの政策変更との対比になるだろう」と述べた。

ドル/円<JPY=>は直近で0.4%安の109.22円。

日銀は31日の国債買い入れで中期の買入額を増額。市場では、利回り上昇に対して日銀がけん制姿勢を示したとみられている。

ユーロ/ドル<EUR=>はFOMC声明発表後に下落したが、その後横ばい圏に戻し、直近では0.02%高の1.2403ドル。

今週は2月2日の米雇用統計も注目。

オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)とムーディーズ・アナリティクスが31日発表した1月の全米雇用報告は、民間部門雇用者数が23万4000人増と、市場予想の18万5000人増を上回った。発表を受け、ドル相場に大きな変化はなかった。

ドル/円 NY終値 109.17/109.20

始値 108.77

高値 109.44

安値 108.72

ユーロ/ドル NY終値 1.2420/1.2422

始値 1.2455

高値 1.2475

安値 1.2388

(表はロイターデータに基づいています)