1月24日、電気自動車(EV)を主流にするために不可欠な充電ステーション網の構築に携わる各メーカーは、コスト抑制のために充電プラグ形式などの規格の種類を限定する必要があると主張する。写真は中国の柳州市で2017年 11月、GMと上海汽車の合弁によるEV「宝駿 E100」EVモデル(2018年 ロイタ―/Norihiko Shirouzu)

[フランクフルト 24日 ロイター] - ドイツの自動車メーカーは、米自動車大手フォード・モーターと協力して電気自動車(EV)用の高出力充電網を展開することにより、電源プラグや充電規格を業界標準として確立し、ライバル社に対する優位性を得ようと試みている。

 現時点では、米EV大手テスラと日独の自動車メーカーでは、バッテリーと充電器を接続するプラグ形状や通信規格が異なっている。だが、EVを主流にするために不可欠な充電ステーション網の構築に携わる関係各社は、コスト抑制のためにはプラグ形式の種類を限定する必要があると指摘する。

「勝ち組」のプラグや通信規格を採用する自動車メーカーは、安定したサプライチェーンと充実したネットワークを追い風にできる、とアナリストは分析。長距離ドライブに不安を抱く顧客にとっても、彼らが手掛けるEVの潜在的な魅力を増すことになるからだ。

 一方で、「負け組」規格を採用したメーカーは、自らの研究開発が徒労に終わる結果となり、顧客が最も普及した急速充電網を利用できるよう、組立ラインと車両設計の見直すための追加投資を強いられるリスクがある。

 EV販売拡大に対応するグローバルな充電インフラ構築には、今後8年間で3600億ドルの投資が必要だとUBSは試算しており、現在使われている数多くのテクノロジーの絞り込みが鍵になると指摘している。