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株式市場透視眼鏡

低PBR銘柄に投資するなら年前半、
特に3月が望ましい

吉野貴晶
2012年1月25日
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 PBR(株価純資産倍率。株価÷1株当たり純資産)は企業の純資産と比べて、どの程度株価が割安または割高かを見るものである。純資産は企業が仮に解散した場合の価値だ。

 株価が1株当たり純資産と比べて割安となることは、企業が解散するという極端なケースまで考えても株価が安いということである。足元では、PBRでの銘柄選別が効果的と考えている。

 じつは、PBRは毎年、年前半に銘柄選別の効果を発揮する指標なのだ。上のグラフは、PBR投資のリターンがどの月に高いかを見たものである。

 毎月月初に、東証1部企業でPBRの低いほうから1割の銘柄に投資した場合に、東証1部に所属する銘柄の平均的な投資収益率をどの程度上回るかについて、過去10年間の月別平均を算出した。

 最も高いのは3月だ。過去10年間、毎年3月の初めに低PBR銘柄に投資すると、平均して全体よりも月間で3.5%リターンが上回っている。

 グラフに見るようにPBRは6月までは投資尺度として効果的な指標だ。これは、3月期決算企業の中間決算発表期(10~11月)や年後半は、投資家の意識が企業業績に向かうため、PBRではなく、もう一つの代表的な投資尺度であるPER(株価収益率。株価÷1株当たり純利益)が効果的となるからだ。この反動として、年前半は資産面での評価であるPBRが効果を発揮すると見られる。

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