[東京 2日 ロイター] - 日銀幹部は2日、午前に通告した国債買い入れオペで残存5年超10年以下を対象に指し値オペと買い入れ増額を同時に行ったことについて、最近の長期金利の大幅上昇を踏まえ、10年物国債金利をゼロ%程度に誘導する市場調整方針をしっかり実現するために実施した、と語った。ロイターに対して述べた。

日銀幹部は今回の国債買い入れオペの対応について「このところ長期金利が大きく上昇していることを踏まえ、10年物国債金利の操作目標をゼロ%程度とする市場調節方針をしっかりと実現するように実施した」と説明した。

日銀は午前の市場調節で、長期・超長期ゾーンを対象にした国債買い入れを通告。このうち「残存5年超10年以下」について、買い入れ額を4500億円と、前回から400億円増額するとともに、固定利回りで無制限に国債を買い入れる指し値オペを実施した。同ソーンの指し値水準はこれまでと同様の0.110%。指し値オペの実施は昨年7月以来、7カ月ぶり。

市場の実勢よりも高い利回りで実施したため、指し値オペに応札はなかったが、市場では今回の対応について、「(長期金利が)0.1%を付ける前に通告された点が特徴的で、未然に金利の上昇を防ぐ動きに出た。日銀は早めに手を打ったということだろう」(三井住友銀行・チーフストラテジストの宇野大介氏)と見方が出ている。

(伊藤純夫)