[東京 5日 ロイター] - パナソニック<6752.T>は5日、2018年3月期連結業績予想(国際会計基準)を上方修正した。産業デバイスなどのインダストリアル部門が好調に推移していることなどを反映させた。

売上高予想は前年比8.3%増の7兆9500億円(前回予想7兆8000億円)に、営業利益予想は同26.5%増の3500億円(同3350億円)に、それぞれ引き上げた。

見直し後の営業利益予想はトムソン・ロイターがまとめたアナリスト20人の予測平均値3508億円にほぼ一致する。

一方、米電気自動車(EV)メーカーのテスラ<TSLA.O>関連で注目を集めている二次電池事業は下方修正した。売上高予想は前年比17.6%増の4265億円(前回予想4715億円)に、営業損益予想は54億円の赤字(前回予想は66億円の黒字、前年実績は46億円の黒字)に、それぞれ引き下げた。テスラの新型EV「モデル3」の生産遅延が響く。

梅田博和・最高財務責任者(CFO)は会見で、生産遅延により、二次電池事業の売上高が900億円程度、営業利益が240億円程度下押しされる見通しとなったことを明らかにした。角形電池などで一部をカバーしたが、営業黒字予想は一転して営業赤字予想となる。

ただ、梅田CFOはモデル3による業績下押しはあくまで、収益化の時期が後ろ倒しになる期ずれが原因であり、「モデル3が立ち上がってくると、急激に改善してくる」との見通しを示した。

2017年4─12月期の売上高は前年比9.0%増の5兆9121億円、営業利益は同14.9%増の3166億円だった。

*内容を追加しました。

(志田義寧)