[ストラスブール 5日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は5日、ECBが仮想通貨に起因する金融安定リスクの洗い出しを進めていることを明らかにした。ただこれまでのところ銀行には仮想通貨ビットコインに投資する意向はほとんどないように見えると述べた。

ドラギ総裁は欧州議会で「監督を受けている機関が、金融システムに影響が及ぶような(規模の)仮想通貨を保有している事例は確認されていない」とし、「実際、信用機関が示しているビットコインなどの仮想通貨に対する関心は限られている」と述べた。

そのうえで、「ビットコインを初めとする仮想通貨は規制の対象となっていないと理解するべきで、非常にリスクの高い資産とみなす必要がある」とし、「銀行はポートフォリオ内に保有する仮想通貨を巡るリスクを推し量る必要がある」と述べた。

ドラギ総裁はまた、銀行が抱えるビットコイン先物のポジションについて調査していると表明。ECBの監督部門がデジタル資産に起因する潜在リスクを洗い出す作業を進めていることも明らかにした。