[5日 ロイター] - 米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は5日、追加利上げを支持する前に、賃金と物価上昇を示す一段の兆候を確認したいとの考えを示した。

カシュカリ総裁はブルームバーグTVとのインタビューで「指標を見極める必要がある」とし、「インフレ率が2%の目標に向かって上昇、さらに賃金が上昇していることを確認したい」と語った。

同総裁は12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げに反対票を投じた。総裁は今年のFOMCで投票権を持っていない。

米債市場でみられるイールドカーブのスティープ化については、朗報とし、必要に応じ、米連邦準備理事会(FRB)に一段の利上げ余地を与えることになるとの認識を示した。

トランプ政権が導入した税制改革を巡り、財界からかなり楽観的な声が聞かれることに驚いているものの、減税が長期的な成長にどう影響するかを見極めるのはまだ先の話だとした。

その上で、インフレ指標が強まるならFRBはそれを見守るべきとし、「もしインフレ率が過去5、6年で1.5%なら、理論上、2%、2.25%、2.5%へと伸ばすべき。長期的なインフレ抑制にコミットしている以上、それについてあれこれ心配すべきでない」と語った。

FRBがインフレ指標として注目するコア個人消費支出(PCE)価格指数は、昨年12月の伸びが前年比1.5%だった。同指標はFRBが目標とする2%を2012年半ば以来下回っている。