[東京/ニューヨーク 6日 ロイター] - 6日のアジア市場で、米S&P500種Eミニ先物<ESc1>が3%安の2529を付け、昨年10月初旬以来4カ月ぶり安値となった。弱まる兆しのないインフレに対する懸念が売りにつながっており、米国株式市場が6日も大幅安となる可能性を示唆している。

ウィーデン(ニューヨーク)のチーフ・グローバル・ストラテジスト、マイケル・パーブス氏は「売りの多さは異常ではないが、スピードは異常だ」と述べ、ボラティリティーの低下を見込んだ取引の巻き戻しやアジア株下落への反応が、米株価先物の下げを加速させている可能性があるとの見方を示した。

投資家の不安心理の度合いを示すシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス(VIX指数)<.VIX>は5日、2年以上ぶりの大幅な上昇を記録した。

今後の相場の動向について強気筋は、税制改革の恩恵も期待される米企業業績がいずれ株価を押し上げるとみている。一方で弱気筋は、債券利回りの上昇を踏まえると株価は高過ぎると指摘する。

前出のパーブス氏は「売りはピークに近い」との見方を示し、「ファンダメンタルズはそこそこ良い。これまでと異なるのは債券利回りが2.8%に上昇したことだ」と話した。

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