[シュツットガルト(ドイツ) 6日 ロイター] - ドイツ南西部の製造業の労使は13時間にわたる厳しい交渉の末、5日夜に賃金と労働時間を巡って合意に達した。ドイツ最大の労働組合である金属産業労組IGメタルの交渉担当者が記者団に説明したところによると、同労組と経営者団体のズートウエストメタルは、4月からの4.3%の賃上げやその他の支払いについて合意した。期間は2年3カ月。

IGメタルは、好景気や低失業率を理由に、年6%の賃上げを要求していた。好調な労働市場を背景に米利上げが早まる可能性があるとの見方を背景に、株式と債券が世界的に売られる中で、投資家らは、ドイツで大幅な賃上げが行われればインフレ圧力が高まると警戒していた。

今回の合意は、ダイムラー<DAIGn.DE>など大手製造業が本拠を置く独南西部の労働者約50万人が対象。ドイツの他地域における労使交渉の基準となる。労使双方は、合意内容を全土で採用するよう勧告した。

IGメタルは賃上げを勝ち取るため、一連の24時間ストを決行。先週のストでは、自動車メーカーやサプライヤー、エンジニアリング会社が2億ユーロ(2億4900万ドル)の収入を失ったとされ、ダイムラーのほかBMW<BMWG.DE>、エアバス<AIRG.DE>などが影響を受けた。

労働時間に関しては、育児や介護の必要がある労働者の労働時間を最長で2年間、週35時間から28時間に短縮することが認められた。