[マドリード 7日 ロイター] - スペイン経済省は7日、デギンドス経済相を欧州中央銀行(ECB)副総裁候補として提示した。アイルランドのレーン中銀総裁が唯一の対立候補となるが、デギンドス氏は自身が「選出される可能性は高い」と述べ、ポスト獲得に自信を示した。

今年5月末で任期を迎えるコンスタンシオ副総裁の後任候補の申請受け付けはこの日が締め切りだった。ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)のセンテーノ議長(ポルトガル財務相)は、候補者はデギンドス、レーン両氏のみだと発表した。

副総裁人事の最終決定は数週間後となるが、ユーロ圏高官筋はロイターに対し、デギンドス氏が有力であることは明白だと述べた。

今月19日にユーログループによる投票が行われ、EU首脳によって最終承認される。

58歳のデギンドス氏はラホイ政権が発足した2011年から経済相を務め、同国では過去数十年で最悪となった経済危機において政策のかじ取りを担った。欧州経済危機の際にはドイツの強硬姿勢に近い見解を一貫して示していたため、一部で反発の声が上がる可能性もある。

一方、ユーロ圏筋はこれまで、ロイターの取材に対し、周辺国であるスペインから副総裁が選ばれた場合、バランスを取るために2019年に任期を迎えるドラギ総裁の後任は中核国から出る可能性があるとの懸念を示している。

レーン氏が選ばれた場合、アイルランドからECB首脳が出るのは1999年のユーロ誕生以来初めてとなる。

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