[サンフランシスコ 7日 ロイター] - 米電気自動車(EV)のテスラ<TSLA.O>の第4・四半期決算は、過去最大の赤字となった。生産に遅れが出ている新型セダン「モデル3」については、マスク最高経営責任者(CEO)が掲げる生産目標を堅持するとした。

ただ赤字額は過去最大となったものの、アナリスト予想ほど大幅ではなかった。

純損失は6億7540万ドル(1株当たり4.01ドル)。赤字幅は、前年同期の1億2130万ドル(同0.78ドル)から拡大した。

一時項目を除いた純損失は1株当たり3.04ドル。アナリスト予想は同3.12ドルだった。

売上高は32億9000万ドルと、前年同期の22億8000万ドルから増加した。トムソン・ロイター・エスティメーツがまとめたアナリスト予想は32億8000万ドルだった。

テスラは1月、モデル3の生産台数が第1四半期末までに週約2500台になる公算が大きいとし、第2・四半期末までには週5000台の目標に到達させたい考えを示した。7日はこの目標を堅持すると発表。ただ正確な生産見通しを示すことは困難だとした。

モデル3は生産遅延により納入に影響が出ている。第4・四半期の納入台数はわずか1550台と、アナリスト予想の4100台を大幅に下回った。

第4・四半期の設備投資は7億8700万ドルと、見通しを下回った。ただ同社は2018年の設備投資について、カリフォルニア州フリーモントとネバダ州の工場での生産拡大を背景に、2017年から「やや増加する」見込みだとした。

第4・四半期末時点の保有現金は33億7000万ドル。前四半期は35億ドルだった。

イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、2018年中に黒字転換するとの見通しを示した。

「2018年のある時点で、モデル3を週5000台生産し、継続したベースで四半期決算での黒字計上を開始する見込みだ」とし、「慎重ながら楽観的だ」と述べた。

またマスクCEOは、2020年までに年間100万台のEVを生産するとの目標を維持。スポーツ用多目的車(SUV)の「モデルY」に関連した設備投資を今年末に向けて行う計画だとした。

*内容を追加しました。