2月7日、米国株が急変動しないことに賭ける上場投資商品(ETP)の価格が、5日の株価急落とともに急落。複雑な金融商品にもかかわらず、最近では多くの個人投資家が手を出しており、急落によって傷を負っている。NY証券取引所で5日撮影(2018年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 7日 ロイター] - 米国株が急変動しないことに賭ける上場投資商品(ETP)の価格が、5日の株価急落とともに急落した。複雑な金融商品にもかかわらず、最近では多くの個人投資家が手を出しており、急落によって傷を負っている。

 こうした商品に数十万ドルを投資していたニュージャージーの個人投資家、DJ・トンプソンさんは、過去5ヵ月の利益が1日で吹き飛んだ。「たくさんの投資家が悲惨な目に遭っているはずだ」と話す。

 この金融商品は、「恐怖指数」として知られるボラティリティ・インデックス(VIX)<.VIX>が上昇しないこと、つまり株価が急変動しないことに賭けるもの。米株は過去1年間、上昇基調を続けてきたが、それに飽き足らず、さらに大幅な利益を求める個人投資家と機関投資家から資金が流れ込んでいた。

 しかし先週末からの株価急落でVIXが跳ね上がり、こうした商品は大きな損失を出した。

 クレディ・スイス<CSGN.S>と野村証券<8604.T>は、これら商品の取引を停止し、早期償還すると発表。他にも同様の上場商品がいくつか取引停止となった。

 VIXをショート(空売り)にする投資戦略は以前から、機関投資家の間では主流だった。しかし近年、この戦略に関するETPが導入され、個人投資家にも参加の道が開かれた。